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Goal 14: Life below water 海の豊かさを守ろう

 この目標は、生物資源の中でも「母なる海」によってもたらされる海洋資源の保全に関するものです。私たちは海によってもたらされるさまざまな恵みを享受して生活しています。食料として魚介類をいただくとともに、悪天候時の沿岸部の被害を和らげてくれたり、大気中の二酸化炭素を吸収し酸素を作り出す働きも持っています。しかしその一方で、私たちは海に対してさまざまなダメージを与えてしまっています。

生活排水や工場排水による水質汚染によって海洋生物が苦しめられていることは想像に難くないでしょう。また近年では海洋プラスチックごみを海洋生物がエサと誤って食べてしまい、消化されずに胃の中に残ってしまうことによって十分な栄養を摂取できずに死んでしまうというケースが報告されていたり、細かくされたマイクロプラスチックが魚の体内に取り込まれ、その魚を私たちが食べることで、結果的に私たちの体内にプラスチックが取り込まれる可能性も指摘されたりしています。あるいは、適切に管理されていない漁業活動によって、絶滅に危機に追い込まれている海洋生物も多くあります。小さな魚たちの住処となっているサンゴ礁は、海水温の上昇や海水の酸性度の上昇によるものとみられている白化現象によってダメージを受けています。

このように、私たちは海から多くの恵みを受けているにもかかわらず、その海に対して不孝を働いています。自分たちの生活にも直結するこの問題から、私たちは目を背けてはいけません。
 

aquaculture 水産養殖

coral bleaching サンゴの白化

coral reef サンゴ礁

food chain 食物連鎖

Great Pacific Garbage Patch 太平洋ごみベルト

illegal, unreported and unregulated fishing  IUU漁業

marine debris 海洋ごみ

marine pollution 海洋汚染

marine protected areas (MPAs) 海洋保護区

MSC label 海のエコラベル

non-biodegradable 非生分解性の

ocean acidification 海洋酸性化

ocean warming 海洋温暖化

overfishing 海産物の乱獲、過剰漁獲

small-scale fisheries 小規模漁業

United Nations Convention on the Law of the Sea 海洋法に関する国際連合条約

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