child labour
児童労働
Explanation 用語の説明
子どもによる労働のうち、その子どもが遊んだり教育を受けたりする機会を奪い、子どもの心身の発達を阻害すると考えられるものを指す。子どもによる労働を認める基準は国によって異なり、例えば日本の労働基準法では、原則として15歳になった後の最初の3月31日までは労働者として雇用してはならないが、概ね13歳～15歳の児童については児童の健康・福祉に有害ではなく軽易である労働については修学時間と通算して週40時間・1日7時間以内まで認められている。また映画製作や演劇については例外規定がある。
ILOによると、世界で約1.6憶人の子どもたちが児童労働に従事しているとされる。児童は社会的に弱い立場に置かれているため、不満や苦痛を訴えられないままに教育機会を奪われたり、心身の苦痛を受けたり、正当な報酬を支払われなかったり、また危険な作業に従事させられたりする可能性がある。このようなことを防ぎ、子どもたちが心身ともに健やかに成長できる社会を作っていくことは、持続可能な開発には不可欠である。
なお、labourのスペルはアメリカ英語ではlaborであるが、国連の文書では原則イギリス式のスペルを採用しているので、ここでもイギリス式のスペルにしてある。
Example 用例
Not all work done by children should be classified as child labour that is to be targeted for elimination. The participation of children or adolescents above the minimum age for admission to employment in work that does not affect their health and personal development or interfere with their schooling, is generally regarded as being something positive. This includes activities such as assisting in a family business or earning pocket money outside school hours and during school holidays. These kinds of activities contribute to children’s development and to the welfare of their families; they provide them with skills and experience, and help to prepare them to be productive members of society during their adult life.
Useful references 見てみよう・読んでみよう
ILO "Advancing local policies to eliminate Child Labour in Uganda" （動画あり）
Dig deeper 知識・考えを深めよう
Q1: Why do some people have children work instead of adults?
（大人ではなく子どもを働かせるのはなぜだろう）
Q2: What are the disadvantages for children who continue to engage in child labour?
（児童労働に従事し続ける子どもたちはどのようなデメリットを抱えることになるだろうか）